2007年06月09日

第一志望ではない企業に行くと決めた方へ

5月〜6月くらいにかけては、まだ内定を得ていない方にとっては
不安になるような情報に多く接するときかもしれません。
新聞では、

「○○%の学生が4月の時点で内定」

「1人あたりの平均内定企業数は△△社」

といったような記事がよく登場しますし、
友人・親族・先輩など周りの人たちと話をしていて、焦ってしまう
ようなこともあると思います。

「就職活動を早く終える=よいこと」ではないということは
このブログで何度も繰り返しお話してきたとおりです。

ところで、この記事を読んでいる方の中には、就職活動を終えようと
している方もいることでしょう。また、その中には、第一志望の
企業では残念な結果で、第二志望以下の企業に行こうと考えている
けれども、どこか不安な気持ちが残っている方もいるかもしれません。


そういった方々が思っているのは、

「自分の選択は、はたして正しいのだろうか」

ということではないでしょうか。


そういう人たちへひとつお話しておきたいのは、

「就職活動にははっきりとした正解は無い」

ということです。

学校の勉強にははっきりした正解がありますが、これまでがんばってきた
皆さんならご存知のとおり、就職活動には明快な正解はありません。

だからあえて言うなら、自分が正しいと思って進んだ道が正解、
とも言えるんだと思います。

ただし、ひとつアドバイス。
もし内定先にこれまでにOB・OG訪問をしていないのであれば、
ぜひすることをオススメします。

説明会での話だけでなく、実際に働いている先輩に大学で連絡先を
調べて連絡を取り、 話を聞いてみることがとても大事だということは、
やはりこれまでにもお話してきたとおりです。


相手(企業)がこちら(あなた)を選んだあとは、あなたが企業を選ぶ番、というくらいの気持ちで構えてみてはいかがでしょうか。
posted by 是永 収蔵 at 01:16| Comment(0) | TrackBack(3) | 内定を得たあとに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

内−1 新卒新人に求められるものは?

このブログをご覧になっている方のなかには、既に就職を決められた方もいらっしゃると思います。

今回は、就職後についてのお話です。
みなさんは、入社後の新人に求められるものは何だと思いますか?

営業実績でしょうか?確かに、最近は成果主義などの賃金制度の変化により、新人のうちから賃金面で差が付いたりする可能性はあります。また、採用担当者向けのアンケート結果などを見ると、「新人にも即戦力を期待する」という内容を見かけることも珍しくありません。

しかし、それと同時に「コミュニケーション能力」などの人間的な部分にも大きく企業側が関心を寄せていることを忘れてはいけません。
この「コミュニケーション能力」、具体的には次の3つが挙げられると思います。

1.礼儀
2.身だしなみ
3.言葉づかい

です。

まず「礼儀」ですが、説明するまでもないと思います。礼を言うべき時に礼をいい、詫びるべきときに詫びるといったような、ごくごく基本的なコミュニケーションです。

2.身だしなみ
髪型、服装といった外見は、取引先だけでなく、会社内でも見られているということも忘れないようにしておいてください。視覚的なコミュニケーションとも言えるでしょう。

3.言葉づかい
学生気分で、普段友達に使うような言葉は、ビジネス・シーンではふさわしくないケースが多々あります。それは口頭だけでなく、メールや文書においても同様です。

以上3つを挙げてみましたが、具体的なレクチャーについては、書籍なりサイトなりで充分参考になります。
参考として、1つだけサイトを挙げておきます。

http://www.bizdo.jp/factory/manners/

「礼儀」「身だしなみ」「言葉づかい」、この3つをなるべく意識するようにしてくださいね。
タグ:新卒 入社
posted by 是永 収蔵 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 内定を得たあとに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月13日

「最近は就職が楽」とは言われているけれど…

少し前の記事になりますが、就職活動を終えた4年生に、就職活動を
1文字で表してもらうという質問に対して、

「楽」

という答えが一番多かったそうです。


就職情報サイト「毎日就職ナビ」を運営する毎日コミュニケーションズが、2007年卒業予定の大学4年生と大学院2年生を対象に「あなたの就職活動を漢字1文字で表すと?」という調査を実施した。

 最も多かったのは「楽」で、文系・理系、男女別すべてでトップになった。今回の調査によれば、7月末時点の内々定保有率は88.1%。それだけに就職氷河期から一転、新卒採用環境は売り手市場化している状況が、この言葉からうかがえる。

 また、2位に「迷」、7位に「悩」がつけていることから、将来に向けて選択をする学生の迷い悩む姿が見受けられる。

 一方、就職氷河期といわれた5年前の01年の調査では「苦」「耐」「忍」がトップ3。今回の調査と比べると、当時の学生たちの苦労がしのばれる。

FujiSankei Business i. 2006/9/4


2001年は「苦」が1位だったそうですから、かなりの変化です。
「楽」には「楽しい」と「楽ちん」という2種類の意味が含まれて
いると思いますが、近年の就職状況の変化を象徴した記事と言えるでしょう。

この「就活大学」をお読みの皆さんの中には、これから就職活動を始める
方もいらっしゃることと思いますが、この記事を読んでも決して油断しては
いけません。

これまでの「就活大学」のエントリーを見ていただければ分かるとおり、
入社前と入社後で大きなギャップを感じて、就職して間もないうちに
辞めていく方はいまだに少なくないのです。

また、内定をもらいやすくなった分、複数内定した企業のうち、どこに
行くか迷うケースが増えているいうことでもあります。

自分なりの「軸」をもう一度見極め、イメージや風評に惑わされず、
マイペースで就職活動を進めていってくださいね。
posted by 是永 収蔵 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 分類前の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

企−9 早く出世したいかどうか

「早く出世したいかどうか」についてです。正直需要があるのかどうか不明なテーマですが…(汗)。

今回は、逆に考えて、早く出世できないとはどういうことか、ということを考えて見ましょう。

例1 一族経営

企業の経営者層を創業者の一族が占めている…ということがあります。一番ありがちなのが、企業名についている名前の人が役員にズラっと名を連ねている、というようなケースです。こういういわゆる一族経営は、特定の血縁関係にある人物を優先して昇進等で優遇したりする等の可能性があり、企業の健全な発展という意味ではマイナスであると同時に、一般で入社した人物がそういう血縁者に不当に先を越される…ということもあり得るということです。ただし、企業規模が大きくなったりすることにより一族経営を止める、という展開は十分にあります。

例2 独立系ではない(子会社である)

大企業になると、子会社としていくつもグループ企業を抱えていることは珍しくありません。その場合、子会社と親会社との関係は注目すべき点かもしれません。なぜなら、子会社の上層部の人事に親会社の影響が強くあるかもしれないからです。例えば、子会社の社長に親会社の役員がいわば「下って」就任するというケースです。もちろん、親会社で実績を積んだ方がなるのであれば、子会社にとっての発展という意味では問題はそれほどないのかもしれませんが、子会社の社員にとっては、ポストがひとつ埋まってしまうということでもあります。

例3 離職率が低い(平均年齢が高い)

これはそのままです。離職率が低い企業は、高い企業に比べてポストがなかなか空かないわけです(特に年功序列の色が強いところ)。ただし、離職率が高い企業はそれなりの理由があるわけですから、ある程度覚悟はすべきかもしれません。

例4 規模が大きい(社員数が多い)

規模が大きいところは基本的にそれなりに社員数も多いわけですから、一定以上のポストの争いは激しくなってきます。


以上、いくつか例を挙げてみましたが、最後に少し注意点を。離職率が高い企業は、勧誘で「若手が多いし昇進も早いですよ」といった類の説明をよくします。ですが、「例3」の部分でもご説明したとおり、離職率が高いということはそれなりの理由がその企業には存在するはずであるということをよく考慮すべきです。
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2006年05月16日

メリットばかりではないインターンシップ

21世紀になり、インターンシップというものが就職活動においてキーワードの1つになりました。

インターンシップはご存知のとおり、学生が企業等において就業体験をするというものですが、大まかに分けると、

1 採用とは無関係のインターンシップ
2 採用直結型インターンシップ
3 内定後インターンシップ

の3つに分けられると思います。

基本的に、インターンシップがこれほどまでに普及したのは、次のようなメリットがあるからです(カッコ内はメリットの享受者):

・ 入社後のミスマッチを防ぐ(学生・企業)
・ 学生の就業意識の向上(学生・大学)
・ 企業の知名度の向上(企業)
・ 社会に対するキャリア支援プログラムのアピール(大学)

また、2 採用直結型インターンシップ」であれば、実際に仕事に従事している様子を選考の材料にできるというメリットもあるでしょう。

このように、実際にインターンシップを体験した学生からの評判等も良いことから、現在は「インターンシップ経験=就職活動で有利」という図式さえ一部では認識されているくらいです。

ですが、就活大学ではあえて、インターンシップの問題点も指摘してみたいと思います。それは、「インターンシップの本来の趣旨を履き違えている企業が存在する」ということです。

例えば、ホテル業界はなかなかの人気業界ですが、あるホテルのインターンシップでは、ホテルのラウンジでのウェイトレス業務に従事するのみというものがありました。インターンシップで学生から満足度が高く得られるのは、基幹業務にある程度携われるものであって、単調作業のみのインターンシップはアルバイトと変わらないケースもあり、学生にとっても得るものが大きいとは言えません。もし人員確保のためにインターンシップを行っているのであれば、本来の趣旨からいえば不当であると言わざるを得ません。

また、内定後のインターンシップというのも注意が必要です。内定後のインターンシップというのは、実質的に、

・ 平日に拘束することにより学生が他の企業へ流出するのを防止する

という意図が見受けられるパターンがたまにあるからです。

また、採用とは関係ないインターンシップは自主参加なので、学生に対する報酬はゼロであっても問題はありませんが、内定後のインターンシップは、もしそれが参加が強制的なものであれば、労働に対する対価としてそれ相応の報酬を支給すべきです。そうでないと、「低賃金で人員を確保するため」という意図があるのではないかと邪推されても仕方ないと私は思うのです。

「インターンシップ」という言葉が少し一人歩きしていると感じる今日この頃、皆さんにおかれては、「何のためにインターンシップをするのか」ということをよく認識したうえで、慎重に選んでいただきたいと思います。
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2006年05月04日

就職活動を早く終えること=ベストとは限らない

就職活動をしていると、どうしても気になりがちなのが友人の動向です。例えば4月になると授業が始まり、「内定もらった?」「何社くらい受けた?」などという会話が嫌がおうにも交わされ、また、テレビや新聞に目を向ければ「4月の時点で内定を1つ以上もらっている大卒生は○○%…」などという内容が入ってきたりなどします。そういう状況になると、それまで他人のことは気にしなかったような人でも、「自分は周りよりも遅れてるのかも??」「まだ内定1つももらってないよ」なんて引け目を感じてしまうかもしれません。特に、4月やGWや夏休みはそうしたことをより意識しやすくなる時期的な区切りと言えます。

ですが、内定が早くもらえたからといってその人が優秀であるとは必ずしも言えませんし、就職活動を早く終えたからといってその人にとってのベストの選択であるかといえば、そうではないこともあり得るのです。

内定をもらおうと思えば、大量採用をしているような業界・企業を受験すればそれほど苦労せずもらえます。そういう内定をもらっている人でも、実際には本命を控えての「試し受験」的な気分で受験している人もおり(それがモラル的によいことなのかどうかは今回は触れません)、内定をもらっても入社する意思はないということも珍しくないのです。

また、仮に就職活動を早く終えたとしても、選んだ企業がその人にとって本当にマッチする企業ではないこともありえます。「企業選びでは『軸』がポイントになる」と、この項でお話していますが、自分が重視する軸をきちんと見定めないまま、軽い気持ちで企業を選び、入社してしまい、入社後に苦労するというのは辛いことです。そのことを考慮すると、マイペースで就職活動に臨み、自分に合う企業はどのような企業なのかを実際に足を運んで多くの企業を見て回り、じっくりと取り組むという方が、長い目で見ればその人にとってプラスであるとも言えるのです。

もちろん、3月や4月のうちに就職活動を終わらせて、残された学生生活を満喫したり卒業論文に専念したいという方もいらっしゃると思います。6月になると梅雨の時期になり、スーツを着ることがとてもわずらわしくなり、就職活動をしていることがとても辛く思うこともあるかもしれません。どの時点でスーツを脱ぐかはその人次第なのですから、慎重に決めるべき問題でしょう。

もう一度繰り返しますが、「早く内定をもらった」「早く就職活動を終えた」ということはあまり大切なことではありません。皆さんは、何百万とある企業から自分に合った企業を選ぶことができるのですから、焦ることなく、周りに流されることなく、マイペースで自分の納得のいくまでがんばってもらいたいと思います。
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2006年04月26日

企−8 知名度が高いかどうか

今回のテーマは「知名度が高いかどうか」です。関係する軸は当然「知名度」になります。

さて、このテーマは皆さん興味あることと思います。なぜなら、皆さんの多く(特に就職活動初期の方)が多かれ少なかれ「知名度」の軸に重心を置いているからです。

話は変わりますが、みなさんリクルート社の「就職ランキング」はご存知でしょうか。新聞等でも結果が報じられているのでご存知の方も多いことと思います。学生がどういう企業を志向しているかを調べたもので、他にも似たようなランキングはあるのですが、リクルートはリクナビつながりで調査していることもあり、最も規模の大きい調査となっています。

さて、この就職ランキング、いったいどういう結果になっているのでしょうか。2005年度は次のとおりです。

1  全日本空輸
2  ジェイティービー
3  トヨタ自動車
4  日立製作所
5  電通
6  三菱東京UFJ銀行
7  サントリー
8  博報堂
9  積水ハウス
10 東海旅客鉄道
11 フジテレビジョン
12 ベネッセコーポレーション
13 三井住友銀行
14 資生堂
15 損害保険ジャパン
16 バンダイ
17 カゴメ
17 日産自動車
19 講談社
20 アサツーディ・ケイ
20 三井物産

上位20位は以上のとおりです。

このランキングを見て皆さんはどのように思いますか。一見すると、上位20位は運輸、メーカー、金融、放送、出版、商社など、業種もバラついており、特に不自然な感はお持ちにならないかもしれません。ですが、ひとつの点で、この21社はかなり偏っていると言わざるを得ないのです。何だと思いますか?

それは、Business to Consumer、すなわち、一般消費者と直接的に関わる機会が多い企業で多くが占められているということです。当てはまらないのは電通とアサツーディ・ケイ、三井物産くらいでしょうか。つまり、私たちのような一般人をお客さんとする企業が、人気企業として挙がりやすいというわけです。ちなみにその傾向は21位以下も変わりません。

では、それはなぜなのでしょうか。それはいわゆる今回のテーマである、「知名度が高いから」ということが大きな理由のひとつでしょう。上で挙がっている企業は、多くの人がその企業の商品を購入したり、企業名をCMで見たりしています。ですからもっと言えば「なじみ深い」のであり、自然と就職で目が行くのは当然といえば当然のことです。

またなじみ深いからというだけでなく、「社会的なステータスを得られる」という面もあるでしょう。上で挙げられた企業に勤めていることや、内定をもらっていることを他人に話せば、「すごいね〜」といった、プラスの反応が返ってくるのが通常でしょう。もしその人が全く聞いたことも無い企業であればそういう反応は返ってこないからです。

以上のような理由もあり、こういうランキングではB to Cの企業が多く占められるというわけですし(しかも調査時期はまだ選考が本格化する前の2月です)、皆さんの中にもそういう志向の方はいらっしゃると思います。かく言う私も、就職活動初期は色々なB to C業界の大手ばかりを受けていました。

もちろん、そういう志望の理由を否定することはしません。このカテゴリ「企業選び」の第1回でもお話したとおり、どの軸を重要視するかに正解は無いのですから。

ですが、私はできればもう少し広く見てもらいたいという気持ちもあります。例えば、東証1部というのもステータスのひとつとして社会的に見られる傾向があります。東証1部に上場するためには利益や時価総額などの厳しい基準をクリアする必要があるためであり、先ほどのランキング上位に上がっているような企業の多くも東証1部に上場しているからです。

ところが、四季報をご覧になればお分かりかと思いますが、東証1部上場企業の中には、皆さんの知らない企業が数多く存在します。その多くがB to B、すなわち、一般消費者ではなく企業と主に取引をする企業です。一般消費者をターゲットにしないわけですから、CMはほとんどしませんし、企業名を私達が何かしらの製品で見かけることもあまりありません。それはすなわち「なじみの薄い」企業であり(一部の商社や広告系企業はよくマスコミで紹介されているのでまだなじみありますね)、ランキングにもあまり登場してこないというわけです。

しかし、そういった企業をよく調べてみると色々と面白いことが分かったりします。例えば、

・有名なシャンプーのラベルの糊(ノリ)を製造しているなど、粘製品で国内でトップシェアを誇る中間素材メーカー
・ATMや駅の自動改札で使用されるモーターで世界中に展開しているメーカー
・プラントや機械器具の輸出入を行う独立系商社

などなど…。

企業名は一般消費者の間では無名であっても、その業界でのシェアや影響力が大きく、その業界では知らない人はいない、という企業がたくさんあるというわけです。また、企業が主な取引先であると、一回の商談で動く金額はとてつもなく大きかったりなど、B to Cにはない魅力もたくさんあります

自動車業界に進みたくてトヨタやホンダに行きたいと思っている方は、自動車を構成しているそれぞれの部品のメーカーを色々と調べてみるとよいかもしれません。B to Cがメインの企業の中にも企業との取引をする企業はありますが、自分の志望する業界のB to Bの企業まで目を広げれば、興味を持てる企業が増えてくるかもしれませんよ。

新入社員が辞める理由の大きな理由のひとつが、「イメージと違った」というものです。そのイメージが仕事内容なのか待遇なのか社風なのかはそれぞれ異なるでしょうが、そういう部分もよく調べておくことは、入社後にギャップを感じるリスクを減らすひとつの方法と言えるでしょう。

今回は「知名度」についてのお話でした。
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2006年04月23日

エントリーシート/履歴書を書く時の2つのポイント

今回は、エントリーシート/履歴書を書く際のポイントを2つ挙げたいと思います。

(1)抽象的な表現に終始しない

エントリーシート/履歴書でよくある記述欄が自己PRに関する項目と、
志望動機に関する項目です。質問文が多少異なっても、根本的にはこの2つを聞く内容が多くあります。

さて、書き出しの頃によくあるのが、抽象的な内容に終始してしまっているというものです。例えば「サークルのマネージャーをすることにより、相手の気持ちを推し量って行動することが大切だと学びました」ということだけ書いても、説得力に欠けてしまいます。「相手の気持ちを推し量って行動することが大切である」というところが間違いであると言うのではなく、「なぜそのように思うようになったのか」という部分が抜けてしまっているから説得力が感じられないし、その人の人となりも見えてこないのです。「推し量って行動する」とアピールしている以上、そう思うに至った何かしらの理由があるはずです。ここをしっかりと掘り起こし、等身大の言葉で述べることが大切というわけです。

相談業務をしているとそういった内容のものをいくつも見てきていますが、上のようなことを伝えると、次に見せてきた時は随分具体的になり、読んでいてすごく「伝わってくる」内容になっています。

どのようにして改善したのか聞いてみると、よくあるのが、リストアップをしていくというものです。例えば、サークルのマネージャーでどのようなことをしたのか具体的にどんどん紙に書いていき、その中から選別していくという方法です。これは自分の長所を見出す時にも有効ですが、過去のことを具体的に思い返す必要があるため、非常に手間がかかります。具体的に書けないという人は、自分の言葉で書いていないということでもありますから、自己分析がまだ足らないとも言えるのですから。

(2)何でもかんでもアピールしすぎない

もうひとつ、書きなれてない頃にありがちなのが、ひとつの項目内でいくつもアピールすることを書いてしまっているケースです。積極性、協調性、リーダーシップなどの言葉がたくさん出てくると、読んでいてすっきりしないですし、ひとつひとつの記述の具体性が必然的に薄まってしまうため、印象に残らないのです。具体性に欠けたものはマズいのは上述したとおりです。いくつも自分の長所を提示したい気持ちは分かりますが、ここは欲張り過ぎないことが結果的によい方向に向かうのです。


さて、エントリーシート/履歴書を書く際の注意点を2つ述べましたが、まとめると、

「いくつかポイントを絞って集中的に掘り下げる」

ということです。逆に言うと、書くスペースは限られているのですから、それぞれをちゃんと掘り下げれば、ポイントは自ずと絞らざるを得なくなってくるはずです。

上の2つをしっかりと守れば、話のスジがしっかりと通った、よいものができるはずです。
posted by 是永 収蔵 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | エントリーシート/履歴書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

企−7 一緒に働く社員が魅力的かどうか

今回は「一緒に働く社員が自分に合うタイプかどうか」についてです。関係する軸としては、「社風」「社員の印象」などが関係してきます。

企業を選ぶ際、業種や職種は重要と捉えている方が多いと思います。
ですが、実際に働いてみると分かりますが、社員がどういうタイプの人が
多いかということも仕事において大きな影響力を持つことが多いのです。

というのも、仕事は独りで完結するものはそうはなく、社内の人たちと
何らかの関わりを持っていくことが多いからです。

また、お昼や仕事後に飲みに行ったりなど、仕事以外での付き合いもある
程度は発生してくるでしょう。

もちろん、
「仕事での付き合いも仕事以外での付き合いも最低限にして、割り切る」
という方もいるでしょうし、
「仕事先の人たちとも仲良くやっていきたい」「社風は大事」
という方もいるでしょう。このあたりは人によってかなり異なってくると思います。

前者に当てはまるような場合でも、仕事を円滑に進めるためには、周りの社員との良好な関係をある程度作っておくに越したことはありません。

では、どのようにして社員たちのタイプを知ることができるのでしょうか。
まずはやはり会社説明会に参加することです。

会社説明会は、企業から応募者へのプレゼンテーションですから、ある程度その企業の雰囲気というものがにじみ出てきます。また、説明会をいくつも見ていると分かりますが、人事のタイプも、企業ごとに雰囲気が違うものです。人事は企業側の「顔」にあたる方たちですから、人事がどういうタイプかまずは見ておきましょう。説明会で先輩社員との懇談できるような企画を用意している企業もあります。そういう場はその企業で実際に
どういう方たちが働いているのかを間近で知るチャンスです。

また、より深くその企業のことを知りたいのであれば、OB・OG訪問をするべきでしょう。どういうタイプの社員が多いのか、社風はどうなのかといったことについて、説明会では説明がなされなかったようなことも聞けるわけかもしれません(社内の人間関係は良好ではない、など)。

就職活動だとやはり仕事について意識が行きがちですが、仕事が楽しくても人間関係が上手くいかなければ辛いことになるかもしれません。

今回は「一緒に働く社員が自分に合うタイプかどうか」についてでした。
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2006年04月14日

企−6 どのようにして資金を得ているのか

今回取り上げる軸は「収入源」です。

企業が活動をするにあたり何をするにも必要となるのが資金であり、その資金の調達元という部分にはあまり皆さんは関心はお持ちではないかもしれません。ですが、企業を選ぶ際、この点に注目するのも面白いと個人的には感じます。

最も思い浮かびやすい資金の調達方法は、何モノを売ることです。これは多くの企業が当てはまりますよね。メーカーは自分でモノ製造して売りますし、商社などの卸売や販売などの小売も、メーカー等から仕入れたモノを売り上げることにより資金を得ています。

また、車や本といった目に見えるモノではなく、広い意味での「サービス」という目に見えないモノを商品として展開する企業もあります。これは非常に幅が広いですよね。人材派遣(労働力を提供)、コンサルティング(クライアントの抱える問題の発見・改善案を提供)、鉄道(輸送を提供)などです。大学も「教育」というサービスを提供している、とも言えます。

ではそれ以外にはどのようなものがあるでしょうか?

例えば消費者金融は、一般消費者にお金を貸し付け、その利息を主な収益としています。また、金融機関の中には、大きな額の資金を運用することにより利益を得ているところもあります。

また、例えばテレビやラジオなどは、広告料が主な資金源です。

少し変わったところでは、公務員があります。公務員は、一概には言えない部分もありますが、国民から税を徴収することによって資金としています。そしてその対価として、行政サービスを提供するというわけです。

今回は「どのようにして資金を得ているのか」というお話でした。
posted by 是永 収蔵 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業選び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする